以前いた現場では採番管理テーブルを採用していました。登録処理を行う際には、採番管理テーブルで採番処理をした後、採番したIDを利用してエンティティの登録を行うようなことをしていました。
この登録処理でミスった時に採番管理テーブルだけ値が登録されて、あとはロールバックされているという事象がありました。
というわけで前回と同じことですがトランザクション処理をやっていきます。
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トランザクションの適用
やっていることは前回のと同じです。採番管理テーブルとアニメテーブルの更新という異なる処理でロールバックが行われることを確認します。
<div class="remark-highlight"><pre class="language-java"><code class="language-java">public void persist() {
		try {
			boolean result = this.transactionTemplate.execute( sta -> {
				// 採番管理テーブルを更新します
				int number = this.numberDao.update();
				
				// 採番管理テーブルの結果でAnimationを登録します。構造上タイトルにidをつけてます
				Animation animation = new Animation();
				animation.setTitle(Integer.toString(number) + "_俺の妹がこんなに可愛いわけがない");
				this.animationRepository.save(animation);//成功
				this.animationRepository.save(null);//失敗
				return true;
			});
		}catch(Exception e) {
			System.out.println("ロールバックしました");
		}
	}
	
	public void persist_() {
		// 採番管理テーブルを更新します
		int number = this.numberDao.update();
		
		// 採番管理テーブルの結果でAnimationを登録します。構造上タイトルにidをつけてます
		Animation animation = new Animation();
		animation.setTitle(Integer.toString(number) + "_俺の妹がこんなに可愛いわけがない");
		this.animationRepository.save(animation);//成功
		this.animationRepository.save(null);//失敗
	}
</code></pre></div>
コントローラーから利用してみます
<div class="remark-highlight"><pre class="language-java"><code class="language-java">@GetMapping("/persist")
	public String persist() {
		this.sampleTransaction.persist();
		return "登録しました";
	}
	
	@GetMapping("/persist_")
	public String persist_() {
		this.sampleTransaction.persist_();
		return "登録しました";
	}
</code></pre></div>
“persist”の時は採番管理テーブルが更新されませんが、“persist_”の時は採番管理テーブルの更新が行われます。

TransactionTemplateを使う | Spring